スペイン旅行(18)

※スペイン旅行(18)-2004.4.8-

14:00再びバスに乗車する。 暫くは海岸沿いを
走っていたが、やがて山に向かって上り始めた。
40分近くたって、山の中腹にあるミハスに到着し
た。

ミハス

 ここは、コスタ・デル・ソルの海岸避暑地に対し、
 もともとは山肌に散在していた別荘地であった。
 それぞれの別荘は、プールを構えており、アン
 ダルシア独特の風情をもった白い壁に塗られて
 いるが、これは太陽熱の強い地方が産んだ生
 活の智慧である。

 スペインの観光政策もあってか、近年急に有名
 になった。 白いアンダルシアの小さな町が、静
 かなたたずまいを捨てて、観光客相手の騒がし
 い町になってしまった。 町としては財政的に潤
 うだろうが、果たして、昔からの住人が今の方が
 幸せかどうかは分からない。

ミハスに到着すると、先ず観光客相手の馬車が
目に付く。 もっとも、スペインの何処の観光地で
も見かけるが、ここは、とにかく数が圧倒的に多
い。 

約1時間自由時間があり、車内で貰ったミハスの
地図を片手に、とにかく坂を上って行く。 そんな
に大きな町ではなさそうだが、僅か1時間では要
領良く回る必要がある。

先ずは、旅行ガイドブックに必ずのっている、サン・
セバスチャン通りに向かう。 途中の屋台で、アー
モンド飴を売っていたが、日本人観光客に圧倒的
に人気があるとか。

白い村ミハスを代表する通りと云われるだけあっ
て、サン・セバスチャン通りは誠に素晴らしい。壁
掛けの鉢植えの花が、白い壁に映えて、絵になる
風景を醸し出している。 通りをバックに、記念撮
影する人が後を絶たない。 通りを真っ直ぐ行くと、
山の中腹に小さな教会があるようだが、地図によ
ると片道20分とあったので、行くのを断念した。

他の道を少し上ると、「砦跡」がある。 高台になっ
ているので、ここからの風景は素晴らしい。

少し下って行くと、「スペイン一小さい闘牛場」があ
る。 つまり、スペインではどんな小さな町でも教会
と闘牛場はあるようで驚く。

後は、坂を下りながら、例により土産物屋回りで
ある。 庶民的な店が多く、物価も都市部に比べ
て安いような気がした。

「アマポーラ」は日本人女性経営の店である。ご
主人はスペイン人で、マドリッドで店頭の製品を
造っているとか。

ミハスに咲く自然の花を使って作った素敵なアク
セサリーを販売している。 勿論、この店のオリ
ジナル商品で、日本人以外の観光客にも人気が
あるようだ。 乾燥しきった気候のため、押し花
にしても、花の色は信じられないほど鮮やかで
ある。 押し花をアクリルに挟んでペンダントに
したものが多い。

馬車・ミハス

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観光客はロバに乗って

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ミハスの通り

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追加画像は下記をクリックして下さい

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